製鉄所配管サポート

岡山県内の製鉄所構内において、既設配管ラインのうち腐食が進行していた区間の交換工事を実施いたしました。対象箇所は屋外に設置されており、経年による外面腐食に加え、内部を流れる流体の性状に起因する内面減肉も一部で確認されておりました。着工前の現地調査では、超音波厚み測定に加えて配管内部の内視鏡調査を行い、目視のみでは判断が難しい内面の状態についても記録を残しております。既存図面との相違点についても、現地で改めて採寸を行い、支持金物の位置や周辺配管との離隔距離を確認したうえで製作図を作成いたしました。使用材料の選定にあたっては、既設配管と同等以上の耐食性を持つ材質を採用し、将来的な保全性も考慮して一部区間はフランジ接続に変更することで、次回点検時に部分的な取り外しができる構造といたしました。工事期間中はプラントの稼働状況に応じて作業可能な時間帯が制限されていたため、事前に詳細な工程表を作成し、発注者様の運転部門と密に連携をとりながら進めてまいりました。屋外作業となるため、天候による工程への影響も考慮し、予備日を確保したうえで計画を組んでおります。あわせて、周辺には稼働中の他設備が近接していたことから、火気使用にあたっては都度立会いのもと防火養生を行い、安全確保を最優先に作業を進めております。保温材が施工されていた区間については、撤去時のアスベスト含有可能性を事前調査したうえで、該当がないことを確認してから作業に着手するなど、法令面での確認作業にも十分な時間を確保いたしました。仮設足場の設置についても、周辺の交通動線を妨げない配置を検討し、構内関係者との事前調整を行っております。施工中は毎日の作業終了時に進捗と翌日の作業内容を発注者様へ報告し、認識の齟齬が生じないよう努めております。屋外での長期にわたる工事となったため、資材の保管方法や養生についても、雨天や結露を考慮した対策を講じております。
